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2025年 5月 10日 勉強の仕方 ~理科~
こんにちは!
東進ハイスクール綾瀬校です。
本日は理科の勉強についてです。
大学受験の理科科目は大きく、生物、化学、物理、地学があり、文系の人たちは理科基礎と言われる科目を勉強すると思います。
今日は、その中でも化学の勉強の仕方について紹介していきます!!
化学と言っても、理論化学、無機化学、有機化学とその中身は大きく3つに分けることができます。
そして、この3つの単元の勉強の仕方を上手く使い分ける必要があります。
まず、理論化学は理科4科目の中で最も計算力を必要とするものです。
また、理論化学はその後の無機化学、有機化学の理解の促進に繋がる単元でもあり、最も重要度が高い単元となっています。
勉強法としては、その化学的事象について理解し、根本部分を暗記します。その上で簡単な計算問題から着手していく事が挫折せずに理論化学の力を付けていくカギになります。
次に無機化学は、各原子や物質の性質など一つ一つの細かい知識をつける暗記単元となっていて、理論化学の反応式や、有機化学での構造式決定などでも役立つことがあります。
この単元は、暗記量が他の2つの単元に比べて非常に多くなっているので早めの時期から着手してコツコツと勉強を継続的に続けることが大切です。
最後に有機化学についてです。有機化学は物質の構造決定をメインに行う単元です。
同じ化学式で表されるものでも構造の違いによって全く別の性質を示すものに変わってしまいます。
この特徴をおさえ、その物質が何であるのかを決定する商品開発などでも非常に大切な内容です。
余談にはなりますが、昔起こったサリドマイド事件などは、薬品に含まれる物質の構造の違いを見落としたがために起こった事件です。
その有機化学の勉強法としては、まず構造決定を行ううえで必要な知識を暗記します。そのうえで構造決定の練習を問題集などを使って何回も行うことが大切です。
構造決定はある種パズルのようなものなので慣れが必要になってきます。そのためにも早めのうちから勉強を開始し、時間をかけて勉強を行っていく事が大切になってきます。
理科科目は、主要3科目ではないので、勉強を後回しにする人が多いですが、
国公立を受ける人や、私立理系の人などは、学部にもよりますが基本は数学、もしくは英語と同じくらいの配点をもらえることが多いので
早めの内から勉強をし、得意科目にしてしまいましょう!!